2020/10/14 17:52
いつも、おやつ便をご利用頂き誠にありがとうございます。私達家族は大内という文化財に暮らしながらカフェを営んでおります。お客様に知っていただけたりご来店いただけるのも、この土地に店を構えているからだと自覚しております。
大内宿は茅葺き屋根が有名な宿場町ですが、近年では観光業に労力が割かれたり担い手不足で周辺田畑が荒廃し、暮らしの象徴である美しい里山の風景が失われつつあります。
里山の風景を守る為には農作物を作る事、担い手を育てる事、様々な課題があり悩んでいた所、会津の素晴らしい農家の方々に助けられ、20年ぶりに田んぼを復活させました。
このお米は、里山の風景を守る為の第一歩です。
先日初めて新米を炊き試食しました。初めての食感。
里山のつぶという品種は高冷地にあう品種だそうです。
一粒の存在感をちゃんと感じるお米です。粘りも多少あり、まとまりが良い事からお結びにも合う気がします。
冷たくなっても粒しっかりでした。
20年ぶりの復活米です。
なぜカフェなのに米を売るのか不思議ですが、
大内でずっと暮らしカフェを続けていく為の挑戦です。